こんなに長期入院したのは初めてだ。6人部屋はやはり大変。プライバシーというものがない。朝食のパンとツナサラダだけの献立には驚愕。でも、看護師さんやリハビリの先生はみんな優しくて、涙が出るほど有難かった。友人もお見舞いにきてくれてみんなの優しさが身に染みた。
しかし、大病院で気付いたことが一つある。それは薬の出しすぎ。隣のわがままなばあさんは、いま痛くないのに、イタイイタイといってナースコールを押す。するとどんどん強い痛み止めを勧める。ばあさんはそれで満足だ。毎朝看護師さんが検温にきてくれるのだが、はじめて入院したおばあちゃんには、「良く眠れましたか~?」と優しく声をかけてくれる。当然環境も変わるわけで、寝られなかった、とおばあちゃんは答える。すると、「じゃあ、良く眠れるお薬だしましょうか?」とくるわけだ。
私の場合は鎮痛剤、便秘薬2種類がすでに入院期間分処方されていて、それを看護師さんが勧めてくれる。動かなければ痛みはなかったので、鎮痛剤は1週間で断った。しかし、使わなかった2種類の便秘薬も含め全ての薬は請求額に入っていた!私のように手術もしないで3週間も入院している患者は途中で血液検査でもしなければ割にあわないんだろうな、と思った。
お見舞いに来てくれた友達がくれた本。看護師さんに見つからないように読みました。(笑)
実家に療養に帰ると、腰の悪い父親は、もう半年以上も鎮痛剤と胃薬を飲んでいた。そして胃の調子が悪いといつもぼやいている。さっそくやめて様子を見るように言ったところ、飲んでも飲まなくても痛みは変わらなかった。本人は、飲んでるうちに効いてくるものだと信じていたのだ。なんか恐いなー、この薬漬けの世の中。
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