2018年8月5日日曜日

後足を引きずっていた老犬さん16歳シェルティーのケース

16歳になるシェルティーのコタロウちゃん。左後肢が動かなくて股関節から引きずって歩いていました。寝るときもいつも左後肢が下。使わない足は関節も筋肉も腱もどんどん硬くなってきます。ナックリングもしています💦。
まずは硬くなった腱を緩めて関節や指のストレッチを丁寧に行いました。すると立ち姿も良くなって、第一歩を踏み出すことができましたよ💛💓お母さんには、正しい位置で立つ練習、そしてサポートをしながらの歩き出しをリハビリとして毎日やってもらうようにお願しました。がんばれ、コタロウちゃん。

コタロウチャンの動画はこちら




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2018年6月24日日曜日

ジャックラッセル16歳のポコちゃん

2017年末から診せて頂いているジャックラッセルの16歳のポコちゃん。
最初に会った時にはやっと歩いていて、補助が必要なくらいだったポコちゃんでしたが、今日はご機嫌、しっかりケアさせてくれました。

お会いしたばかりの時は、老犬さんには寒さはがこたえるので、室温を上げること、毛布のような掛布団は絡まるので止めること、水飲み場やトイレ周りを滑らないようするなど、いろいろアドバイスさせて頂きました。
今日は硬くなってた首と、肩甲骨、でん筋を中心に全体を緩めたあと、前肢、後肢、背骨のストレッチ。股関節も少し柔らかくして足取り軽くなりましたよ。このくらい歩けるようになったら、バランスクッションで後肢の筋トレしてもいいかもですね。

16歳でも十分に筋肉は発達できますからねー。
お目目パッチリの16歳のぽこちゃん、女の子
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2018年6月1日金曜日

PRA検査(体毛検査)って知ってますか?

PRA検査ってご存知ですか?体毛を検査することで、食材などがその子の体質に適合するか否かがわかる検査です。まだまだ臨床は研究途中だそうですが、約4000項目ある同調コードを使って、臓器、癌、ウィルス、アレルギーによる体への影響の度合いを出し、波動を使って適合性をチェックするものです。

カレン、ケイタを調べてもらいましたが、食材でいうと、両方とも肉が全滅でした。特にカレンは10年以上食べていたラムの適合値がとても悪かった。ケイタの方はさらに肉との相性が悪く、会うのは魚食だということが判りました。どうりで、今まであげていたチキンベースのフードは子供のころからずーーーーっと軟便でした💦
ケイタは魚ベースのフードに変えたら、軟便は一発で解消💛。若いうちにわかって本当によかった。。

さてさて、カレンはというと、様々な体調の不具合が発覚。ウィルスや、癌、おまけにフィラリアまで、、。もちろん、いつもの病院の検査ではフィラリアはいないと出るのですが、実は、検査には出ないフィラリアの死骸や、こむしが紛れているんですって。これにはかなりショック!老犬の咳の多くの原因はフィラリアだとか。。フィラリアは12か月の予防が必須と言われました。

しかしカレンの場合は、適合食材を食べさせると、悪いものを体に出すという反応が強く出て、便が下痢気味に。。。このまま続けてどうなのかな。。と不安に思っていたのですが、食事の内容を適合するものに変えて約一か月。腎臓の値は今まで一番よくなっていました💛。腎臓サプリまでNGがでてたので、5種類を3種類に減らしたところ、一番よくなったのですよ。これは驚きでした。今、BUN35.5、Cre2.3まで下がっていてとても元気にしています。 

カレンは解毒反応が強く出るせいで、一度には変えられないのですが、少し気長に取り組んでいきたいと思っています。




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2018年5月24日木曜日

Nスぺ「腎臓が寿命を決める」をやっと見た。

もうずいぶん前になるけれど、先日Nスペ「人体」で腎臓を特集していたので、録画をとっておいたんだけど、ようやく見れた。

腎臓が寿命を決める、いうテーマでした。腎臓は体の中の臓器同士のネットワークの司令塔だそうです。尿を作るだけではないのですね。カレンが腎臓を悪くしてから腎臓に興味が高まっています!

番組から得た知識で特に頭にのこっているのは以下のことです。

●高地トレーニング鍛えられるのは、なんと腎臓!腎臓が「酸素がほしい」というメッセージ物質(エポ)を骨に出すことによって、赤血球が増え酸素濃度を調整するんだそうだ

●腎臓は血液の管理者。「血圧を上げよう」というメッセージ物質(レニン)を腎臓がだす。腎臓には全血液の4分の1が集まり、血中の成分の調整や血圧の管理をしている。

また、血中のリンが少ない哺乳類ほど寿命が長い。リンが過多だと血管の内側が石灰化することが一因となって、老化が加速するという。この血中成分を調整しているのも腎臓。これが、腎臓が寿命を決める!という所以なのですね。。

●腎臓は人体ネットワークの要であるがゆえに、他の臓器のどこが病気になっても影響を受けやすい。また急性腎障害をおこすと、逆にほかの臓器に反映して多臓器不全を引き起こす。そして腎臓は薬で傷みやすい。他の臓器の投薬によって弱った腎臓に最後の一撃を与えてしまうことになるという。

だから先進的な病院では、他の病気でもかならず腎臓を一緒にモニターするようにしているそうです。腎臓内科というのもあるくらい。。


2018年2月1日木曜日

老犬は温めてあげてください!:「こんにゃく灸」のススメ

寒い日が続きますね~。老犬にはつらい季節です。老犬は温度調節ができないので、若い犬とは違います。人間と同じと考えてエアコンを入れたり、カーペットをしいてあげたり、服を着せてあげたり、腹巻をしてあげてください。温めるだけで元気がでる老犬さん、たくさんいますよ!!

温めるというのは、リハビリテーションで言うところの、温熱療法です。
ちなみに、リハビリの温度療法には「寒冷療法」と「温熱療法」があります。患部を冷やす「寒冷療法は」、手術や外傷の3日以内に適用されることが多く、「温熱療法」は、慢性関節炎や損傷3~5日以降の慢性期に適用されます。
患部を温めることにより得られる効果には下記のものがあります。(※)

・コラーゲン・筋・腱の伸長
・筋肉のリラックス効果
・疼痛の緩和
・神経機能の改善
・血管の拡大
・血流の増加

そこでお勧めしたいのが、「こんにゃく灸」です。🎵🎵(私が勝手に名づけました。笑)

先日、股関節に問題のあるワンコさんの施術の際に、腱のケアとあわせ技を使いましたが、良い効果が出ましたよ。😁🙌

蒸しタオルで、と思いがちですが、これがすぐに冷えてしまい、湿った患部もかえって冷えてしまいます。

ホカロンでもよいのですが、安い上に何度でも使えます💓。

水分をペーパーで拭いて冷蔵庫に入れとけば、3か月くらいはもちますよ

使い方は以下の通り。

  ① こんにゃくは水洗いしてビニール袋にいれる。(シャカシャカしていない袋が良い)

  ② 電子レンジで気持ち良い温度に温める。1分くらい。

  ③ 熱すぎたら、手ぬぐいなどの平織の布でくるむ。(タオル地だと熱の伝導が悪い)

  ④ 低温やけどしないように、少ししたら場所をずらしながら、患部にあてる。

  ⑤ 終わったら水分を紙でふいて冷蔵庫で保存。



特に老犬で動きの悪いワンコさん、寝たきりのワンコさんには、とても効果があります。
背中、骨盤周り、肩関節、膝関節などにぜひお試しください!


※(日本大学動物病院 整形外科 神経運動器科 枝村先生の寄稿文より)



水洗いしたらビニール袋に入れてレンジでチン。
平織の手ぬぐい(半分)等に包みます。

出来上がり!