2015年12月8日火曜日

「7歳になったらシニア用ドッグフード」は誰が決めたのか?その落とし穴と成分比較表


「7歳になったらシニア用のドッグフードに変えよう」こう言いだしたのはフードメーカーです。

シニア用ドッグフードの一番の特徴は低カロリーです。しかし、7歳になっても元気に動き回る小型犬はたくさんいます。そんな子たちにシニア用ドッグフードを与えたらたちまち痩せてしまうでしょう。そして本当に高齢犬になったときには、筋肉が衰えて健康とは言えなくなっているでしょう。実際、行きつけのカットハウスのお客さんがそうでした。老化のスピードには小型犬と大型犬では大きく違うし、個体によっても生活スタイルによっても大きく異なります。運動量が減って、寝ている時間が長くなった、食後にゲップがでる、消化が悪くなった、などの変化が現れた時点で、シニア用のフードを徐々に変えていくのが理想的です。

最近の優れたシニアフードは、高齢犬の特長である、「消費エネルギーの低下」「筋力・新陳代謝の低下」「内臓機能の低下」に対応し、「高蛋白」「低脂肪」「低炭水化物」「免疫力サポート」「消化吸収」を考えたフードがでてきています。しかし、中には、消費エネルギーの低下=肥満予防だけに着目し、「蛋白質」と「脂肪」を減らしたものを「ダイエット&シニア用」と一つにまとめたフードがあるから要注意です。

老犬になっても、主に「体をつくる栄養素」であるタンパク質は成犬の時と変わらず必要です。基礎代謝量や運動量が低下したら「体を動かすエネルギーになる栄養素」である「炭水化物」(トウモロコシや米など)を控えたフードがお勧めです。また、成犬用フードで量を減らすというやり方もあります。獣医さんによれば、老犬になってやせ気味の子には、こちらの方がお勧めだそうです。
一方、シニア犬になると、基礎代謝量や運動量が低下するので、食べすぎると肥満になりやすくなるのも事実です。脂肪の取りすぎは人間と同じで内臓に負担をかけ、肥満は関節に負担をかけます。肥満は年齢を問わず気を付けるべき問題です。
まとめると、7歳という数字にこだわらず、その子の状態にあわせて切り替える。成分表を良く見て十分で良質なタンパク質を含むシニアフードを選ぶということが大切です。

  • 食後のゲップが増えてきた、消化不良が続く、運動量が減ってきた、寝てばかりいるなどの変化がでてきたら、シニアフードに変える。
  • 炭水化物を抑え、十分なタンパク質を含むフードを選ぶ。できれば免疫力サポートなどを考えているフードがお勧め。
*腎臓疾患などによりタンパク質を制限しているワンちゃんは、獣医さんにご相談ください。


主なシニア用ドライフードの粗タンパク質、粗脂肪の割合の比較表を作ってみました。

サイエンス・ダイエットシニア(粗タンパク16%、粗脂肪12%)と、ナチュラルバランス・ダイエット&シニア(粗タンパク16%、粗脂肪6%))はシニアと減量食を一緒にして売っている。こんなのシニアに与えたら栄養失調になるでしょう。
ホリスティックレセピーも少し粗タンパク(18%)が足りない。
ロイヤルカナンは粗タンパク・粗脂肪を抑えているのに、全然カロリーが高い。(個人的感想)


 


2015年11月22日日曜日

柴犬さん15歳 整体+ケア講習のケース

今日は15歳になる柴犬さんの大福ちゃんのケアに伺いました。大福ちゃんは、病気もなく、お散歩もしっかりできるのですが、年齢のせいか最近、座った姿勢から立ち上がるのがしんどい様子とのことでした。また、今後のアンチエイジングの対策についても模索されていらっしゃいました。拝見したところ、若い頃に手術した左後ろ足にしっかり体重をかけられず、少し爬行があり、重心が若干前にきている状態でした。歩くときに後肢のウサギ跳びも少しありました。

まずは、老犬のケアに大切な体幹部分と、硬くなっていた骨盤周り、股関節を緩めました。また、ご家族の方がセルフケアできるようにケアのポイントを伝授させていただきました。
帰る時には、座った姿勢からスクッと立ち上がることができたそうで、ご家族の方も喜んで下さいました。
アンチエイジングの手段として、バランスディスクなどを含む無理のない筋力増強の方法をご紹介しました。ご家族によるセルフケアで後ろ足の稼動を改善していくとともに、むりなく筋力を増加することで、いつまでも自分の足で歩ける生活を目指します。

ケアの最中はずっと気持ちよさそうに目をつぶって、協力的な大福ちゃんでした!

2015年11月8日日曜日

老犬の上手なオムツの使い方


  • ワンちゃんが寝たきりになってしまったら、オムツを使います。寝たきりにならなくても、家の中のオシッコの粗相が増えてきたら、トイレとオムツを併用するのがよいでしょう。たとえば寝起きのオシッコを手伝ってあげられなければ、夜寝る時だけ手作りマナーベルト(オスの場合)を付けるなどすると、飼い主さんの負担が軽減されます。
  • オスであれば、オシッコは手作りマナーベルトで対処します。尿漏れナプキンなどの吸収体を、縦に三つ折りにしたペットシーツにあててお腹に巻き、ガムテープでとめます。生理用ナプキンよりも尿漏れナプキンの方が優れています。ガムテープは白いのがおしゃれに見えます。
  • メスや、オスのウンチ用には人間の赤ちゃん用のオムツを使います。しっぽがでる位置に穴を開け、中からワタが出てこないようにサージカルテープ(紙絆創膏)で縁を覆うようにします。市販されているペット用オムツには、しっぽの穴のあたりに吸収体がないため漏れてしまいます。オスはこのオムツとマナーベルトを組み合わせて使います。漏れる時には吸収体を隙間に詰めてあげます。
  • また、全く服を着たことのない子は、口で引っ張って脱いでしまうことがあります。犬に服を着せるのはお勧めしませんが、防寒具や雨具を着ることに慣れておくのも、高齢になってからオムツをつける練習として必要かもしれません。
  • オムツの中に排泄物がいつまでもあると、どうしても尿道から雑菌が入り膀胱炎になりがちです。排泄の時間を見計らってこまめに取り換えてあげましょう。少しでもワンちゃんが立てるうちは、ウンチのタイミングを計って、飼い主さんが排泄を手伝ってあげるのが理想的です。


ぐるっとまいてガムテープで

薄手のペットシーツを縦に3つに折り、
尿取りパッドをセットします。
左が犬用。右が人間用のオムツ。
















縦折にしてハサミを斜めに入れ、
三角を作ったら、テープでくるんで
シッポの穴のできあがり。
















                                        

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2015年10月24日土曜日

ナックリングの改善

ナックリングとは、足の裏ではなく、足の甲で地面をすって歩く症状を言います。
原因は神経の異常からくる場合や、運動器の問題で足の関節がよく稼働しないことで起こります。

高齢犬になると、筋肉が衰え、関節が固まって良く稼働しなくなるため、後肢のナックリングが良く見られます。しかも歳と共に徐々に悪くなっていくため、ナックリングに気づくのが遅れるケースがほとんどです。多くの飼い主さんが足の甲の皮がむけて出血してから気づきます。特に小型犬は生活位置が低いため、気づくのが遅れがちです。

日頃から下記の点に気を付けてよく観察してあげましょう。
・アスファルトを歩くときに爪の擦る音がしないか。
・爪が変形していないか。削れていないか。
・足の甲が汚れていないか。傷ついていないか。

筋肉や筋が硬くなり、股関節や膝関節の動きが悪くなることから起きる場合は、これらの関節を緩め、動きを良くしてあげることで改善することができます。
また、硬くなった組織が神経系統を圧迫することでナックリングが起きている場合には、それらの組織を緩めてあげることで改善できます。

足を擦って歩いている間は、傷を悪化させないために靴下やゴムのブーツをはかせてあげると良いです。



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2015年10月17日土曜日

老犬のトイレの問題について考える(2)

室内でトイレをするワンちゃんの問題とその対処方法について記します。

●高齢犬になると、トイレの近くまで行けるんだけど、その付近で粗相してしまうことがよくあります。特に朝一番のオシッコは、体もまだ十分に起きていないため、トイレまでたどり着けずに間に合わないことが多いです。高齢犬になったら、寝ているベッドの近くにトイレを移動してあげましょう 。老犬のトイレの失敗は怒ってはいけません。ここじゃないんだよ、って言い聞かせ、上手にできたら褒めてあげましょう。

●後ろ足の筋肉が弱ってくると力を入れて踏ん張れないため、ペットシーツの上で滑ってしまい、特にウンチでしゃがむのが辛くなってきます。そうなってきたら、滑らない工夫をしてあげます。まず、足の裏の毛を短くし、爪を伸ばしすぎないことです。(滑るフローリングでも同じことです。)
そして写真にあるように、ホームセンターに売っている滑り止めシート「止まるんです」をペットシーツの上に敷いてあげるととても効果的です。網状になっており、オシッコは下に通過してくれるので、すぐに乾きます。これをいきなり全面に敷くと違和感を感じて嫌がる子もいるので、そのような場合には、最初は半分敷くなど、徐々に慣らしていきます。うちの子も、敷いてあげたら、ずいぶん楽に排泄できるようになりました。

●足腰が思うように動かないため自力でトイレにいけず、サークル内にペットシーツを敷き詰めて生活しているワンちゃんもいると思います。この場合も、「止まるんです」をペットシーツの上に敷き詰めてあげると、オシッコがこの網目を透ってペットシーツに落ちてくれるため、体が濡れないですみます。しかもワンちゃんの足が滑らないので、起き上がるときにも踏ん張れるため、動くのが楽になります。

●特に大型犬で、後ろ足の膝が曲がらなくて、ウンチをする際に尻餅をついてしまう子もいると思います。大きいワンちゃんは支えてあげるのが一苦労です。発泡スチロールなどで洋式便座のようなものを作り、地面との距離を作って排泄させるというのも一つの方法です。

大切なことは、トイレの粗相をしても決して怒らない、ということです。ワンちゃんも頑張っているけど、できないんです。大好きな飼い主さんに怒られると自信をなくしてしまいます。言って聞かせて成功したら、子犬の時のようにたくさん褒めてあげましょう。

いやがる場合には、小さく切ったものから敷き、徐々に慣らしてきます。
ロールでも売っている。似たようなのが100円ショップにもある。


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2015年10月2日金曜日

老犬のトイレの問題について考える(1)

老犬のトイレのお悩みは、最も多い悩みのうちの一つです。犬も人と同じように高齢になると頻尿になります。腎臓機能の低下という病的な原因を除くと、膀胱を締めている筋肉が衰え、最後まで尿を出し切れずに貯めておく容量が減るなどの理由が考えられます。

外でしかトイレができないワンちゃんの問題
外でしか排泄できないワンちゃんは、高齢になって頻尿になると夜中に何度も起こされて外に連れ出さなければならなくなります。それは雨の日も、雪の日も、しかも時間を問いません。これに付き合っている飼い主さんはそのうちに寝不足になり、疲労困憊してしまいます。また、1日長時間、家の中で留守番してトイレを我慢している子などは、我慢できずにお漏らしすることがあります。あまり我慢させても身体に良くありません。こうなる前に、家の中でペットシーツに排泄できるようにトレーニングをしましょう。

〈トレーニング方法〉
  1. ペットシーツを持参して散歩に行き、ペットシーツが排泄をする所だということを理解させます。まず、排せつする直前にサッとペットシーツを広げて、オシッコの合図の声をかけながら排泄させ、できたら褒めてあげます。ペットシーツの足の感触を覚えてもらいます。
  2. これができるようになったら、玄関など出入口に近いところでの排泄を覚えさせます。犬は縄張り意識が強いため、他の犬のオシッコにマーキングをするという習性があります。これを利用して、他の犬のオシッコがついたペットシーツを用意し、それを水の入ったペットボトルに巻きつけるなどするとよいでしょう。下にペットシーツを広げて、最初は玄関の外、次は玄関の中、にセットします。最初はペットシーツを広く使ってください。できたらたくさん褒めてあげます。
  3. これを繰り返していくうちに他の犬のオシッコがなくても排泄をするようになります。できるようになったら、ペットーツの面積も小さくしていきます。そして、部屋の中へと移動していきます。
最初はうまくいかないかもしれません。しかしあせらないで、ゆっくり時間をかけて、ステップを踏んでください。また、はみ出すこともあるかもしれませんが、最初は気にしません。少しでもできるようになったことを、たくさん褒めてあげてくださいね。


老犬のトイレの問題について考える(2)につづく

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老犬のボケについて考える(2)

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2015年9月30日水曜日

膝蓋骨脱臼(パテラ)のケアのポイント

膝蓋骨脱臼とは、後ろ足の膝のお皿(膝蓋骨)が大腿骨にある溝(滑車溝)から外れてしまう(脱臼)状態のを言います。「パテラ」とも言います。
トイプードル、ポメラニアン、チワワなどの小型犬に多く見られ、7割が膝の内側への脱臼と言われています。
症状は、膝関節を曲げると脱臼して足を伸ばすと元の位置に戻るという、痛みを伴わないものから、重いものでは、膝蓋骨が外れっぱなしで、痛みを伴うため足を浮かせて歩くような状態もあります。

脱臼している犬は膝関節を使った運動ができないため、人間でいう腿の筋肉が(大腿四頭筋)が衰え、腿の内側とともに、硬く筋張っていることがほとんどです。
大腿四頭筋は腸骨の側面腿よりの所から始まり、膝蓋骨を覆いかぶさるようにして、膝関節の下についている筋肉です。大腿四頭筋とあわせて硬くなっている膝の内側を緩めてあげることによって、膝蓋骨が溝から外れるのを防ぐことができます。また、股関節に問題があると捻じれ力が加わるため、同時にケアしてあげることも必要です。

フローリングで足が滑る状態で生活している犬は、つねに膝関節や股関節に負担がかかるため、このような病気を発生するケースが大変多くみられます。フローリングは滑らないように絨毯をしく、タイルマットを敷くなどの対処をしてあげてください!

また、大腿四頭筋の筋肉をつけるために、足先をもって曲げたり引っ張ったりする運動を進められることがあるそうですが、膝蓋骨が溝にはまっていない状況で行えば、明らかに悪化させることになるので辞めましょう。


2015年9月23日水曜日

老犬のボケについて考える(2)

「老犬のボケについて考える」の続きです。

5) 怒りっぽくなった、咬むようになった
今までそんなことなかったのに触ると怒るようになった、歯磨きも嫌がるようになった、、、こんな経験はないでしょうか。

ある日トリミングから帰ってきた時から変わった、というケースは良くあります。きっとそのワンちゃんは、どこか痛いところがあったのに、トリミング台では触られてもなんとかガマンしていたのでしょう。しかし、家に帰ってきてからまた触られたときには「これ以上触るな!ガブっ」と、こんな具合に。。。

うちのプードルがそうでした。顔にバリカンを入れてもらっていましたが、歯周病が悪化していたので、口回りを触られるのが痛かったのでしょう。そしてある日トリミングから帰った時から、歯磨きをやらせなくなりました し、無理にやると歯をむくようになりました。

高齢になると、歯周病によって口周りが痛くなったり、足腰が痛くなったりします。怒る理由は身体の痛いところを知らずに抱っこしていた、触っていた、ということがあるので、まずはそれに気づいてあげて下さい。そして痛みを取ってあげる処置をしてあげましょう。


6) ちゃんとトイレができなくなった
これは高齢になって注意が散漫になってきたことだけでなく、その原因として、後ろ足が弱ってきたためにトイレにしゃがむのが辛くなってきたとも要因として考えられます。トイレを失敗した時には、決して怒ってはいけません。「トイレはそこじゃなくてココだよ。」と言い聞かせあげてください。

トイレの場所についても、ワンちゃんのベッドの近くに移動してあげてください。朝起きた時などは、トイレに行くまでに我慢ができないのかもしれません。

足が弱ってきたワンちゃんには、トイレシーツが滑らないように工夫してあげます。例えば、「止まるんです」などの滑り止めのシート(網になっているもの)を敷いていくと、後ろ足で踏ん張る時に滑りませんのでお勧めです。最初から全面にしいて嫌がる場合には、部分的にしいていきます。


7)それでも困った時には。。
以上は対処方法が考えられるケースですが、中にはいわゆる脳の障害である痴呆の場合もあります。夜鳴きがひどく睡眠不足で飼い主さんが疲労してしまうような場合や、対処できない場合には獣医さんに相談して下さい。安定剤、導眠剤などを処方してくれます。また、メイペットなどのサプリメントも市販されています。

ぐるぐる回ってしまう子には、ぶつからないように、お風呂マットの壁を円形につなげて居住場所を作ってあげたり、空気をいれて膨らませる円形の子供用ビニールプールなどにいれて、怪我から守る方法があります。

〈おわり〉

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老犬のボケについて考える(1)

「うちの子ボケてきちゃったみたいなの」こんな会話を良く聞きますが、ワンちゃんのボケとはどんなことを言うのでしょうか?

・夜になると徘徊する・寝ない
・夜鳴きをする
・隙間に入って出てこれない
・わがままになった
・咬むようになった
・ちゃんとトイレができなくなった
・飼い主の言うことがわからない
・ぐるぐる廻る

一般的にこんな症状があるとボケてきたのかな、と思うのではないでしょうか。脳の萎縮などの障害から来るのは痴呆です。しかしこれらの症状の中には痴呆でないものもあり、症状を改善できるものがあります。まずは、ボケちゃったから仕方ない、と決めつけないで改善策を見ていきましょう。

1)
夜になると鳴く
まずは、どうしてワンちゃんが鳴くのか原因を考えてみましょう。外でしかオシッコしない子がオシッコをしたくて鳴いているかもしれません。老犬になると膀胱にオシッコを溜められる量が少なくなるなどで頻尿になります。また、身体が良く動かない子が、寝返りを打ちたくて鳴いているのかもしれません。あるいは何処か痛い所があって鳴いているのかもしれません。ちょっと考えてみて、思い当たる原因があれば、取り除くことを考えてあげましょう。

2)
夜になると徘徊する、寝ない
老犬になると昼間も寝ている時間が増えてきます。しかしそれでも、犬には昼は起きる、夜は寝るという体内時計が備わっています。例えば、夜寝る時も蛍光灯などをつけたままにすると体内時計が狂ってきます。夜は電気を消して暗くしてあげましょう。夏でなければ、昼間は少しでも外に出て太陽の光を浴びたり、または家の中でも、暑くならない程度に、陽がさす場所で日光浴させてあげます。どうしても夜寝る部屋を暗くできない場合は、暖色の明かりに変えます。

3) 隙間に入って出てこれない
目を離してたら、ワンちゃんが部屋の隅っこや隙間に頭を突っ込んだまま動けなくなって、大声で鳴いていたというケースがあります。また、カーテンにくるまって出られなっていた、なんてことも。。これは、ボケてきたのではなく、後脚の筋肉が弱る、あるいは関節が良く稼働しないために、後ろにさがるという動作ができないことでおこります。このような危ない場所を作らない、あるいは策などを利用して近づけないようにすることが先決です。

4) わがままになった
「今まではお座りできてたのに、言うことを聞かなくなった」とおっしゃる方がいました。しかしそのワンちゃんは後ろ足が弱ってきていて膝を曲げるのをいやがっていたことを、飼い主さんはワガママと勘違いしていました。ワンちゃんが高齢になると後ろ足から弱ってきます。日頃の動きをよく見てあげて、早く気づいてあげましょう。

<つづく>

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2015年9月19日土曜日

ケアがなぜアジリティーのパフォーマンス向上に有効か

「くろべえはうす」のケアがなぜアジリティーのパフォーマンス向上に有効かご説明します。
スポーツドッグの四肢の関節や体幹をケアすることによって、関節の可動域が広がり動きがしなやかになります。
それにより、

  • バーを跳ぶときには、前肢を前方に伸ばし、後肢は十分に後方に伸ばす
  • バー上空では、ハンドラーの指示で次の旋回を始める
  • 着地のときには、頭を上げ周囲を確認し、前肢は着地に備える。続いて後肢も備える
  • 着地後は、前肢が沈み込むことなく、すぐさま走り出せる

といった理想的な動作ができるようになれば、タイムが縮むわけです。

体幹がしなやかであれば、ターンも無駄なく小さく回れるようになるため、パフォーマンス向上につながります。また、怪我の予防にもなります。















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小さな命

ご無沙汰してしまいました。まだコルセットはしていますが、だいぶ良くなり人並みの生活が送れるようになりました。

自分の不自由な体と闘っているうちに暑い夏もほぼ終わりました。くろべえとの別れ、8年間一緒に戦った同僚との別れ、自分の大けがなどなど、今年はいろんなことがあった年でした。(まるで年末のような。。)

しかし、楽しみなこともありますよ。写真にあるように、お母さんのおなかの中の小さな命。この子が無事元気で生まれてきたら、うちの子になるんですよ。。

あ、犬です。

もう黒でも、茶色でも、何色でも、雄でも雌でも、元気で生まれてきてくれれば、、、という気持ちでいっぱいです。もうあと、2週間。楽しみです。





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2015年7月1日水曜日

退院と大病院で気付いたこと

胸椎圧迫骨折から一か月。3週間で退院し、なんとか普通の生活ができるまで回復しました。しかし、この硬性コルセットと3か月付き合わなければならない!下に落ちているものを拾うのが大変で、足の指が進化した。(笑) 足の爪が切れないなどの悩みは尽きない。すでに半月経過したのであと2か月ちょっと。しかし寝たきり生活2週間後でこんなに筋力が落ちてしまうとは驚きだ。立ち上がった瞬間はド~ンと、かかとが地面にのめりこんでいく初めての感覚を味わった。2週間では元の7、8割くらいしか筋力は戻っていない感じ。毎日筋トレのリハビリに励む。

こんなに長期入院したのは初めてだ。6人部屋はやはり大変。プライバシーというものがない。朝食のパンとツナサラダだけの献立には驚愕。でも、看護師さんやリハビリの先生はみんな優しくて、涙が出るほど有難かった。友人もお見舞いにきてくれてみんなの優しさが身に染みた。

しかし、大病院で気付いたことが一つある。それは薬の出しすぎ。隣のわがままなばあさんは、いま痛くないのに、イタイイタイといってナースコールを押す。するとどんどん強い痛み止めを勧める。ばあさんはそれで満足だ。毎朝看護師さんが検温にきてくれるのだが、はじめて入院したおばあちゃんには、「良く眠れましたか~?」と優しく声をかけてくれる。当然環境も変わるわけで、寝られなかった、とおばあちゃんは答える。すると、「じゃあ、良く眠れるお薬だしましょうか?」とくるわけだ。

私の場合は鎮痛剤、便秘薬2種類がすでに入院期間分処方されていて、それを看護師さんが勧めてくれる。動かなければ痛みはなかったので、鎮痛剤は1週間で断った。しかし、使わなかった2種類の便秘薬も含め全ての薬は請求額に入っていた!私のように手術もしないで3週間も入院している患者は途中で血液検査でもしなければ割にあわないんだろうな、と思った。

お見舞いに来てくれた友達がくれた本。看護師さんに見つからないように読みました。(笑)
実家に療養に帰ると、腰の悪い父親は、もう半年以上も鎮痛剤と胃薬を飲んでいた。そして胃の調子が悪いといつもぼやいている。さっそくやめて様子を見るように言ったところ、飲んでも飲まなくても痛みは変わらなかった。本人は、飲んでるうちに効いてくるものだと信じていたのだ。なんか恐いなー、この薬漬けの世の中。



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2015年6月7日日曜日

脊椎の損傷

すいません。今日は犬ではなくてヒトの話で恐縮です。

犬の背骨のことを考えてたら、自分が脊椎の骨折という事態になってしまった。
イベント準備中、ちと高いとこから落下して坐骨強打。救急車で運ばれるという大失態。レントゲンとMRIで12胸椎圧迫骨折。3週間入院とあいなりました。ドクロ

潰れた骨は元に戻らず安定して完全に固まるまで6ヶ月かかるそうです。2週間は寝たまま上半身を起こしてはいけない。2週間目からコルセットを着けてようやく直立することができる。3週間で退院の後は3ヶ月コルセット着用。高齢になると骨粗鬆症の人はちょっとした尻もちでも圧迫骨折を起こすといいます。

2日にやったので、すでに6日経過。痛みもそこそこ。右足捻挫したけど背骨以外は良く動くようになってきた。

6月2日はクロベエの月命日。
「ぼく、これでもがんばって護ったから、そのくらいで済んだんだよ」ドキドキ

ほんとか~❓




椎体に白くなってる所が出血。MRIは水分が映る。ちょっと凹んだ12胸椎。


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2015年5月15日金曜日

高齢犬に多い変形性脊椎症

先日17歳8か月永眠したクロベエは、14歳のころから老化現象で背骨が曲がってきた。いわゆる、変形性脊椎症というやつだ。
変形性脊椎症は老化によって起こる関節炎のひとつで、関節の軟骨が磨り減って変形してしまうために起こるらしい。肥満や激しい運動、逆に運動不足で背中の筋力が衰えるなど、脊椎に負担がかかるような要因があると、発症が加速する可能性があるという。ひどくなると、異常な突起ができてしまったり、脊椎同士がくっついてしまう変形を起こす。こうなると痛みも伴うらしいが、幸いクロベエの場合は痛みは全くなかった。

その場所に負担がかからないよう、周りの関節を柔らかくしておくのがポイント。特に大きな四肢の関節である肩関節と股関節を緩めて稼働をスムーズにしてあげることで、背骨に負担を減らすことができる。

クロベエも、毎日一つ一つの関節を丁寧にケアしてあげてたっけな。。

2009.03 11歳
2012.03 14歳

拡大すると骨がぶつかってできたトゲトゲがわかる。。

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2015年5月10日日曜日

埼玉東日本アジリティー競技会

アジリティー競技会に行ってきました。雲一つない快晴でしたが、大凧揚げ広場というだけあって風が強かった。カレンはシニアになってきたので、今年から3度から2度を走っています。整体・マッサージのかいあって、まるで鎧を2枚くらい脱いだ体は、かなりしなやかになりました。JPはとても気持ちよく走れたんですが結果は8位。(もっと気持ちよく走った犬がたくさんいたんでしょう。。。笑) トンネルで呼ぶのを忘れて止まってしまったAG2の方が3位に入りました。久々の黄色いおりぼんで笑顔のカレン。

ちがうよ、眩しいんだワン

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2015年5月2日土曜日

見た目は綺麗なカレンの犬歯なんだけど。。

今日はカレンの健康診断ということで病院に行ってきた。かれんも若い若いと思っていたら、あっという間に11歳。すっかり老犬の仲間入り。

カレンは2年前に歯槽膿漏で歯を24本抜歯。歯科専門医が来ているので、ついでに歯も診てもうらうことになった。カレンに残っているのは犬歯と前歯だけだが、診断の結果、麻酔をかけて歯ブラシでは届かない歯周ポケットを掃除して抗生剤をつめる、という処置を勧められた。

その先生が師事しているカレンの手術をしてくださった日本一の先生は、なんといっても抜歯が一番(笑)。とにかく抜歯。犬に歯は必要ないと思っていらっしゃる。前回の手術のときも、犬歯だけは抜かないよう泣いて頼んで、絶縁された先生だ。その先生の弟子の先生だから、「まあ、3か月ごとにこのような処置をするよりは抜歯でしょうねー」とのご意見だ。(3か月は早いだろー)

しかし、医院長が勧めたのは、まずそのポケットの掃除の処置をして、ついでに脂肪細胞とって培養して、歯を支える骨を育ててみませんか、というご提案だった。まだ犬では成功していないとのこと。細胞の培養はもう何年も実績がある病院なので、それはいいとしても、何度も麻酔をかけるのはやっぱりやだな。

麻酔のリスクレベルは5段階。老犬はすでに1段階には入れてもらえず、どこも悪くなくてもレベル2。カレンもやっぱり老犬だったんだ、と実感させられて帰ってきました。さて、どうするか。。。

第三切歯はやばいとのこと




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2015年4月12日日曜日

パピーケアの研究会

生後1か月くらいのパピーのレントゲンをとると、関節付近の骨はまだ骨端軟骨だから映りません。
ここを傷つけると成長に影響があるから、骨や関節が成長する1歳くらいまでは、コマンドによる過度な訓練やアジリティ練習はしない方がいいんですね。

また、肥厚して硬くなってうまく使えない骨盤を持ったままだと、運動神経の良い子などは腰椎など他の場所を使うクセがつく可能性があるといいます。若いうちに覚えた動きはなかなか治らないこともあり、よってパピーからのケアも必要だということが言えます。

写真はパピーモデルのアンモちゃん。

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2015年4月5日日曜日

ドッグショーに行ってきた

FCIジャパンインターナショナルドッグショーに行ってきました。久しぶり。カレンが若い頃にJKCカップアジリティーに出て以来かな。。
今回の目的はいろんな犬種の歩様、すなわち歩き方を見るためです。整体の施術のためには正しい歩様を知っておく必要があります。珍しい犬種の正しい歩様を一度に見られるチャンスはそうありませんから。例えば良くバーチャルで見かけるブルドッグ。スタンダードはあんなに太ってガニ股ではないんですね。やっぱり歩様の悪い子は最後まで残れません。
何と言ってもドッグショーの花はプードル。カレンも顔だけならいけると思んだけどなあ。。



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2015年3月23日月曜日

不思議なこと

クロベエが逝って20日以上がたちました。

今思うと、すごく不思議なことばかり。
旅立ちの時は、私の仕事のピークが過ぎて、しかも私が実家に帰る週末を狙ってたようでした。
旅立った翌週はまた仕事も大変なことが戻ってきて、ちょうど合間を縫うように考えてくれたんですね。

また、急に悪くなったのは実家に帰って2日目。毎朝クロベエの健康をお願いしている神様は実家にいないので、その日はお願いしていない日でした。これまた狙ってたとしか思えない。。

そういえば、2週間前にクロベエの気功の先生が、そろそろ迎えがきてもいい時期にきましたね、って言ってました。

いつも私のことを心配している子でした。
クロベエの食が細くて心配している私でしたが、1月の海外出張で母に預けたときは、いつもと違って毎食毎食、完食してくれたのを思い出しました。母に食べなかったらああしろこうしろと、いろいろお願いし、毎晩電話をかけていたのを知ってたんでしょうね。

写真をみると泣けてくる。
忘れた方が悲しくないから、忘れた方がいいのかな。
でも涙がでても、悲しくても忘れないでいたいよね。
君の顔を思い出して笑えるようになったらいいのかな。
でもそれにはまだ時間がかかりそう。

クロベエは、ずっとずっとこれからも、かっちゃんと一緒だよ

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2015年3月14日土曜日

神奈川ブロックアジリティー競技会

元気を出して、カレンとアジリティーの大会に行ってきました。
クロベエの現役を知ってる仲間にはクロベエの報告をして、一緒に泣いてくれました。嬉しかった。

カレンはめでたくAGは7位に入賞!失格癖をようやく断ち切った。練習しないほうがいいのか?いやいや、実はこまめに整体、マッサージをして鎧のような硬かった腱の肥厚をとったんですよ。2枚くらい脱いだ感じ。体も良く伸びたんでしょうね。ほんとに走りが速かった!

今度は5月かな。3度に戻って試してみよう。小回りも楽になるんじゃないかな。
おつかれカレンちゃん

7席に入賞!
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2015年3月3日火曜日

虹の橋

クロベエはけさ、8時半ごろ虹の橋を渡りました。

夜中から子犬みたいに弱く吠えてました。最後に私を呼んでたんですね。もう行っていいよ、母ちゃんは大丈夫だから心配しなくていいよ、って何度も言いました。そして家族が見守る中旅立ちました。

思えば、本当に良くできていて、私の仕事のピークがすぎて、実家に帰った週末を狙っていたような気がします。でも、もしあの時私がミルクを飲ませなければ下痢しなかったのに、とか、水をがぶ飲みするのを止めていれば、、とか後悔の念は次から次から湧いてくるんです。今朝だって鳴いてるのにカレンの散歩に行かないでずっと側にいればよかったとか。。

今日はクロベエのお家に帰って一晩一緒に過ごし、明日お寺さんでお葬式します。お尻をシャンプーしてあげてブラッシングしてふわふわに。後ろから見るといつもと変わらないのに。

しばらく寂しさと戦う日々が続きますね。。


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2015年3月1日日曜日

旅立ちの準備

2日前から急な下痢と嘔吐で、寝たきりになったクロベエ。口から何も取れなくなりました。もうすぐ旅立ちの準備をしているみたいです。今日はクロベエの17歳と8ヶ月の月誕生日なのに。病院に行って点滴を打つのもやめました。残された時間を実家の家族で過ごし見送りたいと思います。

みんなは17歳じゃあ、、と言いますが、人間だったら高校生。子供を見送るのは辛いですね。。

今は少しでも安らかに眠るように行って欲しいと願うだけです。。



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2015年2月26日木曜日

犬の歯周病のケア(2)

歯周病が進んだクロベエのデンタルケアの続きで、使用しているお薬を紹介します。
お口をきれいに掃除してから使います。

<おくすり編>

リーバスリー 
アルコールっぽいけど苦くもないし無色透明。匂いは消えるが、効果は?買っちゃったからたまに口臭が気になるときだけ使ってます。しかし注意しなくてはならないのは、思い切りスプレーすると、下痢をします。一滴で十分です。

バイオティーンデンタルジェル犬用
無色無臭でさっぱり感もあり使いやすい。獣医さんでも出してくれます。匂いも軽減、一時出血してたけどこれで良くなったことがあります。(手前のチューブ)

パイロゲン
黄色い液体。これが謎の健康ドリンクなのですが、殺菌作用が強力で、いろんな症状に効果ありとか。。騙されたと思ってスプレーしたところ、バイオティーンでも出血がとまらなかった炎症が治りました。これを使い忘れたときの口臭が全然違うので効果は確かです。
今は、このパイロゲンだけ欠かさず使っています。ダントツでお勧めです。




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2015年2月25日水曜日

犬の歯周病のケア(1)

歯周病で悩んでいる、クロベエのデンタルケアを紹介します。犬の中でもトイプードルは特に歯周病になる子が多いようです。症状がすすんだ老犬のクロベエの場合は、歯を磨くというよりも食べかすを取り除くという作業です。

<道具編>
スプレーの口に、「Stream」の口がついている小さめのボトルをゲット。前歯が一部抜けてゴミがたまりやすい場所めがけて水を噴射して食べかすを吹き飛ばします。ブラシよりも痛くないみたいで、これは優れものです!

次に歯周ポケット用の先の細くなっている歯ブラシ「やわらかめ」の毛の部分を3分の1にカット。お口の奥からそっとかき出す感じで食べかすを取り、ペットボトルの容器を半分に切った器に水をいれてすすぎ洗いし、繰り返します。

(つづく)


2015年2月23日月曜日

そろそろ飽きてきたらしい

シニア犬のクロベエは、年とともに好き嫌いが激しくなって、もう好きなものしか食べません。それも2-3週間でローテーションはやってくる。今食べているのは、鳥もも肉+胸肉をゆでてすりつぶしたものと、その食べ具合によってカロリーエースを追加。

3Kgの犬に必要なカロリーはだいたい180kcal 今日の夜は肉を20gしか食べなかった(44kal)。カロリーエースは湯煎してあっためてほぼ一缶(90kcal)。カロリー計算だと一食で130kcalとってるからいいのかな。こないだまでは肉を50g食べてたのにな。そろそろ飽きてきたみたい。

ちなみに先日病院にいったら2.4kgまでおちていた。(。>0<。)

それにしても流動食のカロリーエースは助かります。



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2015年2月22日日曜日

クロベエの食事

クロベエは昔から食が細く好き嫌いも激しい子でした。1年前まではドライフードのアズミラを柔らかくふやかして、それに鳥もも肉をトッピングして食べていたけど、去年の秋くらいから、手作り食しか食べなくなりました。その頃は、茹で鳥と茹で野菜とごはんにスープをかけて食べてたかな。

今では固形物が食べられないので、茹で鳥をすり鉢でミンチにしたものとスープ、を与えています。食べが悪い時には、デビフのカロリーエースを追加。もう食べたいものしか食べないので、そうしています。今日は胸肉ともも肉を50gとカロリーエース3分の2を完食。よく食べてくれてよかった。



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2015年2月20日金曜日

家族紹介

クロベエはもうすぐ17歳と8ヶ月。アジリティー犬でしたが、10歳の時に心臓の雑音が聞こえて以来引退。頭はいいけど気むずかしいじいさんです。

カレンは2月に11歳になりました。まだアジリティー3度を走ってますが、失格グセがついて2度に降格です。。去年卵巣と乳腺のシコリ摘出。あ、2年前に歯槽膿漏で24本歯を抜きましたっけ。今はバリバリ元気な熟女です。

毎日いっしょに留守番してかあちゃんの帰りを待ってます。

カレン11歳 食いしん坊

クロベエ17歳 気むずかしやさん

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2015年1月25日日曜日

クロベエの曲がらなかった膝関節

クロベエは、10歳の時に後肢の膝十字靭帯を両方切ってることもあって、数年まえから膝関節がよく曲がらない。お座りも腰がおちてしまって、つらそうだった。

膝関節を施術する事1日時10分。こんなカッコしてこっち見たり、膝曲げて寝られなかったのに、3日くらい膝をケアしたらきるようになった。ぼっこり肥厚していた膝関節がすっきりした。

しかし、老犬の場合気を付けなければならないのでは、急激な変化だ。今まで曲がらない膝をそのままつっかえ棒にしていたのが、急に曲がるようになると、歩き初めに膝がくにゅ~っとおれて転ぶことがある。膝関節が使えるようになった時の筋肉の状態も加味する必要がある。
施術前はこの状態で顔を上げられなかった

膝を曲げてねるクロベエ

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2015年1月8日木曜日

クロベエのおむつ

寝るときはオムツをするようになったクロベエ。仕事から帰ると最近はオシッコを外しっぱなしなので、「オシッコできなきゃ1日オムツするよぉ~」って言ったら、ピタッと失敗しなくなったよ。やればできるんじゃん。お手製オムツです。

お手製オムツの作り方(オス用トイプードルの場合)

1)薄手のトイレシーツを縦に3つにたたむ
2)中央に尿取りパッド60cc用を装着 (生理用より数段よい)
3)ぐるっと腰に巻いてガムテープでとめる (軽めの布製で白いのが断然みばえが良い。薄茶色のだとちょっと悲しくなるので ^^;)

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2015年1月3日土曜日

あけましておめでとうございます。

シニアわんこの皆さま、若いわんこの皆様、どんなお正月をお過ごしでしょうか。17歳6ヶ月のクロベエです。毎月年取っていきますが、なんとか食欲も安定して元気にしています。ばあちゃんがくれたジャーキーに食いつく元気があったのにはビックリ。今年も全国のシニアわんこが健やかに過ごせますように。。本年も宜しくお願いします。



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