2015年11月8日日曜日

老犬の上手なオムツの使い方


  • ワンちゃんが寝たきりになってしまったら、オムツを使います。寝たきりにならなくても、家の中のオシッコの粗相が増えてきたら、トイレとオムツを併用するのがよいでしょう。たとえば寝起きのオシッコを手伝ってあげられなければ、夜寝る時だけ手作りマナーベルト(オスの場合)を付けるなどすると、飼い主さんの負担が軽減されます。
  • オスであれば、オシッコは手作りマナーベルトで対処します。尿漏れナプキンなどの吸収体を、縦に三つ折りにしたペットシーツにあててお腹に巻き、ガムテープでとめます。生理用ナプキンよりも尿漏れナプキンの方が優れています。ガムテープは白いのがおしゃれに見えます。
  • メスや、オスのウンチ用には人間の赤ちゃん用のオムツを使います。しっぽがでる位置に穴を開け、中からワタが出てこないようにサージカルテープ(紙絆創膏)で縁を覆うようにします。市販されているペット用オムツには、しっぽの穴のあたりに吸収体がないため漏れてしまいます。オスはこのオムツとマナーベルトを組み合わせて使います。漏れる時には吸収体を隙間に詰めてあげます。
  • また、全く服を着たことのない子は、口で引っ張って脱いでしまうことがあります。犬に服を着せるのはお勧めしませんが、防寒具や雨具を着ることに慣れておくのも、高齢になってからオムツをつける練習として必要かもしれません。
  • オムツの中に排泄物がいつまでもあると、どうしても尿道から雑菌が入り膀胱炎になりがちです。排泄の時間を見計らってこまめに取り換えてあげましょう。少しでもワンちゃんが立てるうちは、ウンチのタイミングを計って、飼い主さんが排泄を手伝ってあげるのが理想的です。


ぐるっとまいてガムテープで

薄手のペットシーツを縦に3つに折り、
尿取りパッドをセットします。
左が犬用。右が人間用のオムツ。
















縦折にしてハサミを斜めに入れ、
三角を作ったら、テープでくるんで
シッポの穴のできあがり。
















                                        

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