2016年4月29日金曜日

老犬の生活環境を見直そう

老犬になると運動機能が低下するとともに、体力や抵抗力が低下することから、生活の環境を見直してあげる必要があります。

老犬の抱き方
  • よく膝の上に人の赤ちゃんを座らせるように縦に抱っこするケースを見かけます。お尻を支え、背骨を垂直に立てるこのポーズは腰や背骨に負担をかけるので避けましょう。老犬は足や腰に痛みを持っていることが多いため、背骨が地面と水平になるように抱きます。

危険ゾーンの改善
  • 老犬に限りませんが、フローリングの床や畳は足が滑ることによって、犬の足腰に負担をかけます。その状態が長く続くことによって足や腰の関節を痛める子もたくさんいます。筋力が弱った老犬にはなおさらです。滑らないような絨毯やマットをしくなどして、負担を軽くしてあげて下さい。足の裏の毛を常に短くする、爪を伸ばさないように切ることも併せてやってあげましょう。
  • 階段のある家は柵などでガードし、落ちない工夫が必要になります。「うちの子は階段の前で止まるから大丈夫」と言っていても、歳をとると段差などお構いなく進むようになります。そして、いつか踏み外す日が必ずやってきます。そうなる前に対策をとってあげてください。
  • 若い時には飛び乗っていた段差にはスロープを作ってあげます。ソファーなどから飛び降りるのも避けるようにします。ワンちゃんの足の長さより高さのある階段は腰に負担になるので避けましょう。特に、ダックス、コーギーなどの胴長のワンちゃんは普段から背中や腰に負担がかかっているため要注意です。
  • カーテンや家具のちょっとした隙間も注意が必要です。家に帰ったら、ワンちゃんがカーテンに巻かれたまま動けなくなって鳴いていた、隙間に顔を突っ込んで出られなくなっていた、というケースはよくあります。こういった危険な箇所は作らないようにするか、近づけないようにガードを置くなどしましょう。
  • 寝たきりではないけど、這ってどこかに移動してしまう子の場合は、サークルなどにいれることをお勧めします。体が自由に動かないワンちゃんが這って移動して、体勢を立て直せずに筋や関節を痛めて、そのまま寝たきりになってしまう子もいますので注意が必要です。
  • 老犬になると、ほとんどのワンちゃんの目が白く濁る白内障になり視力が低下します。昼間は見えても夜の散歩など、暗い所から見えなくなってきます。部屋の中でも、ぶつかって痛そうな尖ったものはよけてあげるか、ぶつかっても痛くないようにクッションを巻いてあげましょう。
暑さ寒さ対策
  • 老犬になると体温調節機能が衰えてきます。夏になると、世界最高気温を記録する日本では、高齢のワンちゃんを外につないでおくのはあまりにかわいそうです。若いころは平気であっても、高齢犬になったら家の中に入れ、夏も冬も人間と同じくらいの快適な温度の環境にしてあげて下さい。
  • 室内飼いのワンちゃんも同様です。老犬に適切な温度は、23-25度、湿度50%くらいといわれています。
  • 夏のクーラーは、床に近いほど気温は低くなります。直接冷風が当たらないように注意しましょう。
  • 留守番させるときには、いつ天気が変わり締め切った部屋が暑くなるかもしれませんので、必ずエアコンの「自動」をセットして出かけましょう。。
  • 電気カーペットを使うときは、低温やけどに注意し、熱かったら逃げられるスペースを作ってしいてあげましょう。



2016年4月5日火曜日

ケイタの上顎の乳歯が抜けない

ミニチュアプードルのケイタも6か月になり、大人の歯が生え揃ってきました。しかし、上顎の犬歯が抜けずに重なってはえてきた。いつまでも放置しておくと、歯並びにも影響するし、そのうち歯石もたまってしまうので、抜歯しなきゃだめかなー、と思いつつ病院に。

ところが一週間前とは違って、歯茎に赤くポツンとなってきた。これは歯根がとけてきて透けてみえるからなんだって。これが見えてきたら歯もぐらぐらしてきて、抜けることが多いとのこと。

もうちょっと見守ってみることにしよう。











































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