2015年11月22日日曜日

柴犬さん15歳 整体+ケア講習のケース

今日は15歳になる柴犬さんの大福ちゃんのケアに伺いました。大福ちゃんは、病気もなく、お散歩もしっかりできるのですが、年齢のせいか最近、座った姿勢から立ち上がるのがしんどい様子とのことでした。また、今後のアンチエイジングの対策についても模索されていらっしゃいました。拝見したところ、若い頃に手術した左後ろ足にしっかり体重をかけられず、少し爬行があり、重心が若干前にきている状態でした。歩くときに後肢のウサギ跳びも少しありました。

まずは、老犬のケアに大切な体幹部分と、硬くなっていた骨盤周り、股関節を緩めました。また、ご家族の方がセルフケアできるようにケアのポイントを伝授させていただきました。
帰る時には、座った姿勢からスクッと立ち上がることができたそうで、ご家族の方も喜んで下さいました。
アンチエイジングの手段として、バランスディスクなどを含む無理のない筋力増強の方法をご紹介しました。ご家族によるセルフケアで後ろ足の稼動を改善していくとともに、むりなく筋力を増加することで、いつまでも自分の足で歩ける生活を目指します。

ケアの最中はずっと気持ちよさそうに目をつぶって、協力的な大福ちゃんでした!

2015年11月8日日曜日

老犬の上手なオムツの使い方


  • ワンちゃんが寝たきりになってしまったら、オムツを使います。寝たきりにならなくても、家の中のオシッコの粗相が増えてきたら、トイレとオムツを併用するのがよいでしょう。たとえば寝起きのオシッコを手伝ってあげられなければ、夜寝る時だけ手作りマナーベルト(オスの場合)を付けるなどすると、飼い主さんの負担が軽減されます。
  • オスであれば、オシッコは手作りマナーベルトで対処します。尿漏れナプキンなどの吸収体を、縦に三つ折りにしたペットシーツにあててお腹に巻き、ガムテープでとめます。生理用ナプキンよりも尿漏れナプキンの方が優れています。ガムテープは白いのがおしゃれに見えます。
  • メスや、オスのウンチ用には人間の赤ちゃん用のオムツを使います。しっぽがでる位置に穴を開け、中からワタが出てこないようにサージカルテープ(紙絆創膏)で縁を覆うようにします。市販されているペット用オムツには、しっぽの穴のあたりに吸収体がないため漏れてしまいます。オスはこのオムツとマナーベルトを組み合わせて使います。漏れる時には吸収体を隙間に詰めてあげます。
  • また、全く服を着たことのない子は、口で引っ張って脱いでしまうことがあります。犬に服を着せるのはお勧めしませんが、防寒具や雨具を着ることに慣れておくのも、高齢になってからオムツをつける練習として必要かもしれません。
  • オムツの中に排泄物がいつまでもあると、どうしても尿道から雑菌が入り膀胱炎になりがちです。排泄の時間を見計らってこまめに取り換えてあげましょう。少しでもワンちゃんが立てるうちは、ウンチのタイミングを計って、飼い主さんが排泄を手伝ってあげるのが理想的です。


ぐるっとまいてガムテープで

薄手のペットシーツを縦に3つに折り、
尿取りパッドをセットします。
左が犬用。右が人間用のオムツ。
















縦折にしてハサミを斜めに入れ、
三角を作ったら、テープでくるんで
シッポの穴のできあがり。
















                                        

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