2016年8月5日金曜日

15歳って、老犬にとってとても大切な歳

うちのお客様には老犬さんが多くいらっしゃいます。それもなぜか15歳の子がほとんどです。なぜ15歳なんでしょうね~。

犬の15歳って、たぶんすごく大事な歳なんだと思います。ちょうど老化による体の変化が顕著になり、飼い主さんがそれに気付く時。大型犬にとっては、いつ体調が悪くなってもおかしくない年頃。。。毎日毎日が大切な日々だと思います。

共通した体の特長は、骨盤が下がる、後ろ足が前に入り込む、かかとが地面に付きそうになる、膝が内側に入り込むなどがあります。

もう少し早く気がついてケアしてあげていればなぁ、、、といつも思ってしまいます。たぶん1年前にはそんなからだの兆候は出ていたはずなんですよね。

でもいくつになっても、決して遅すぎると言う事はありません!人間のアンチエイジングも同じですが (笑)。高齢になってきたら、わんちゃんの体の歪みや歩行の変化に早く気づいてあげましょう!

ほとんどの老犬さんは、まず大腿四頭筋が衰えてきます。後ろ腿のハムストリングも痩せてきます。そうすると内股の筋肉で支えようとするため、カチカチの筋筋になってしまう子が多いです。

「くろべえはうす」で行っている施術は、こういった硬くなっている部位の腱を緩めることによって、歪みを改善し、関節の可動域を広げることができます。

また、それと合わせて、筋力の強化を行うことを勧めています。老犬さんの筋肉強化といっても、たくさん走ったり、たくさん歩かせたり無理させてはいけません。

たとえば、無理のない正しい停座からの「立ち上がり運動」や「坂道運動」、またバランスディスクなどを使った後肢の筋力アップ方法を提案しています。

ケアしてあげるのとあげないのでは、ホントに大きな差がでてきます。最後まで寝たきりにならず、自力でトイレができるわんちゃんの老後を送りたいですよね。そんなご家族の願いをご支援しています。

今日で12歳と6か月になったうちのカレン。そろそろ真面目にケアしてあげないと、、、。

関連記事
老犬のボケについて考える(1)
老犬のボケについて考える(2)
老犬のトイレの問題を考える(1)
老犬のトイレの問題を考える(2)             
老犬の上手なオムツの使い方
老犬の生活環境を見直してあげよう 
老犬さま整体フルコース:ボーダーコリー14歳のケース
柴犬さん15歳 整体+ケア講習のケース
変性性脊髄症(DM)のコーギーさん14歳のケース

犬の整体・マッサージ・老犬ケアの くろべえはうす  


0 件のコメント:

コメントを投稿